フォントのこと
【デザイン豆知識vol.1】
目的に合わせたフォントの使い方、出来ていますか?
フォントにそれぞれ特徴があり、与える印象も様々なのはご存知ですか?
目的用途に合わせた使い方をすることによって仕上がりが一層違ってきます。
特に「視認性」、「可読性」、「判読性」を高めることを意識した場合のフォント選びのコツを紹介します。
まずは視認性・可読性の高いフォントの種類を御教えいたします。
視認性・可読性の高いフォント
フォントの種類・・・・💡
デザインで使われるフォントには、和文フォントと欧文フォントがあり和文フォントには「ゴシック体」「明朝体」「筆書体」「デザイン書体」の4つに大別することができます。
今回は「明朝体」と「ゴシック体」の2つの書体について、具体的な特徴やどんな時に使えるのかをまとめてみました。
「明朝体」とは・・・・💡
明朝体は、横線に対して縦線が太く、横線の右端、曲り角の右肩に「ウロコ」と呼ばれる三角のアクセントがつく書体のことです。
「明朝体」の与える印象
上品・知的・高級感・洗練・丁寧・繊細・優雅・堅実 明朝体は可読性が高く、読み手に負担を与えにくいフォントと言われています。
長い文章で構成される小説や論文には明朝体が適しているようです。
また、細い明朝体を使うことで女性的な印象を与えることができます。
化粧品のパッケージや女性向けのファッション誌や情報誌には、
細い明朝体が多く使われているケースが多いようです。
「ゴシック体」とは・・・・💡
線の太さが均一で、ウロコが(ほどんど)ない書体のことです。
明朝体に比べてインパクトがあり、目に入りやすく読みやすい特徴があります。
「ゴシック体」が与える印象
信頼感・存在感・均一・シンプル・モダン・カジュアル ゴシック体は可読性よりも視認性が高いフォントです。
プレゼンの資料・スライドを作るときにはゴシック体などの遠くからでもしっかりと文字が認識できるゴシック体を用いるのが良いでしょう。
また比較的短い文章で使われるケースが多いようです。
このように、和文フォントの中だけでも特徴や使い分けの仕方など、多くの違いがあります。同じ文章や言葉でも、大きさや太さを変えるだけで印象ががらりと変わって、見る人に違った印象を与えることができます。だからこそ、フォントを上手に使い分けることが大切だと思います!
それぞれのフォントの違いを発見しつつ自分なりの使い分けや、
ルール決めをしてみてはどうでしょうか?
判読性の高いフォント
サンセリフ体は、ポスターやスライド向きの書体ですが、種類によって読みやすさは異なります。
上例のCentury Gothicで書かれた単語は、「a」と「o」が区別しにくいことがわかります。
特に小さな文字になると、ほとんど区別できません。それに比べて、ヒラギノ角ゴシックというフォントは、小さな文字でも、比較的文字を区別しやすく、読み間違いを避けられます。
又、UI(ユニバーサルデザイン)フォントを選ぶことにより、このような点にも配慮が出来ます。
フォントまとめ
このように、和文フォントの中だけでも特徴や使い分けの仕方など、
多くの違いがあります。
同じ文章や言葉でも、大きさや太さを変えるだけで印象ががらりと変わって、
見る人に違った印象を与えることができます。
だからこそ、フォントを上手に使い分けることが大切だと思います!